ブラックストーンがアリナミン製薬の株式譲渡に関する契約を締結 非中核事業から日本を代表するコンシューマーヘルスケア企業へと変革


東京-2024年7月3日-ブラックストーン(ニューヨーク証券取引所:BX)は本日、MBKパートナーズとの間で、ブラックストーンの投資先であるアリナミン製薬株式会社(以下「アリナミン製薬」)の株式譲渡に関する契約を締結したことを発表しました。ブラックストーンは、アリナミン製薬が日本を代表するコンシューマーヘルス企業へと成長するための事業変革に貢献してきました。2020年に発表したブラックストーンのプライベート・エクイティ・ファンドによるアリナミン製薬(旧:武田コンシューマーヘルスケア株式会社)の買収は、当時国内のヘルスケアセクターで過去最大の投資案件でした。

ブラックストーンの日本におけるプライベート・エクイティ部門の代表である坂本篤彦は、「アリナミン製薬への投資は、ブラックストーンのグローバルなスケールと業界の専門知識、そしてオペレーション・チームを活用し、投資先企業が長期的な成功を収められるよう支援していくという、ブラックストーンが最も得意とする投資手法が明確に示されています。ブラックストーンはアリナミン製薬への投資当初に4つの成長戦略 ①新製品の拡充を含めた国内市場における主導的地位のさらなる強化、②アジア市場への展開、③通販事業の強化、④追加買収の実施、を立て、一貫して実行し、成功に導いてきました。これらはアリナミン製薬の森澤篤 代表取締役社長ならびに経営陣の先見的なリーダーシップと卓越したパートナーシップがあってこそ成し遂げることができました」とコメントしています。

ブラックストーンとの成長戦略の下、アリナミン製薬は、3年間で13%の売上年平均成長率、主要製品カテゴリ全てにおけるプレゼンスの伸長、アジア地域4市場への展開、通販事業の強化を成し遂げています。追加買収では、台湾武田薬品工業から台湾OTC事業を譲り受けたのを皮切りに、高品質なスキンケアブランドである悠香ホールディングス株式会社の買収、サプライチェーン強化を企図して日本製薬株式会社を買収するなど、数々の実績を築いています。

ブラックストーンは株式譲渡後も、アリナミン製薬株式の一部少数持分に再出資し、アリナミン製薬の長期的な企業価値向上に取り組みます。

本案件は、ブラックストーンが実施した日本で今年最大のプライベート・エクイティ投資であるインフォコム株式会社の普通株式に関する公開買付の発表に続く、過去1年で4件目の発表案件です。

ブラックストーンについて
ブラックストーンは世界最大級のオルタナティブ資産運用会社であり、私たちは投資先企業の成長に貢献することで機関投資家及び個人投資家に優れたリターンをもたらすことを目指しています。1兆ドルを超える運用資産には、不動産、プライベート・エクイティ、インフラ、ライフ・サイエンス、グロース・エクイティ、クレジット、実物資産、セカンダリー・ファンド、ヘッジファンドに焦点を当てた投資ビークルが含まれ、すべてグローバルベースで運用されています。詳細については、https://www.blackstone.com/jp/をご覧ください。LinkedIn、X(Twitter)、Instagramで@blackstoneをフォローしてください。

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