ESGの新たな取り組み: 二酸化炭素(CO2)排出量削減プログラム

10年以上にわたりサステナビリティ実現に向けた努力を重ねてきましたが、エネルギー使用量を管理できる全ての新規投資案件にて二酸化炭素(CO2)排出量の15%削減を実現するプログラムを導入しました。

過去10年以上、ブラックストーンは投資先のポートフォリオ会社および不動産において、コスト削減と環境への配慮のためのエネルギー効率改善を支援してきました。本日、持続可能な社会の実現に向けて、エネルギー使用量を管理できる全ての新規投資案件において、二酸化炭素(CO2)排出量を15%削減する目標を設定したことを公表します。私たちは、二酸化炭素(CO2)排出量の削減に向けた手法やリソースの提供によってポートフォリオ会社と共に目標達成を目指します。

当社では、およそ10年前から、LEDライトや人感センサーの設置、浴室備品の改修、暖房やエアコンの効率改善など、迅速かつ低コストの取り組みを投資ポートフォリオで実施してきました。

これら一つ一つの取り組みは、やがて会社全体のプログラムへと進化し、ポートフォリオ会社および不動産にて膨大なエネルギー消費の削減に繋がりました。2016年に買収したバイオメッド・リアルティ(ライフサイエンス関連企業向けに研究所やオフィスを提供)を例に挙げると、私たちは多様なサステナビリティ・プロジェクトを実行したことにより、同社が22億米ドルもの年間の省エネを達成することに貢献しました。また、産業機器メーカー大手のゲイツ・インダストリアルの事例では3年間で約30%の光熱費節約に繋がりました。

今回の新たなコミットメントの達成に向けて、これまで投資案件を通じて蓄積されたサステナビリティ実現の知見が活かされるでしょう。今後、チームの増強、テクノロジー投資、新たな取り組みを実行していきます。2021年より、二酸化炭素(CO2)排出量の15%削減に向けて現地視察や各種アドバイス、セルフサービスツールの導入など、参加企業や不動産の個別のニーズに合わせた支援に取り組んでいく所存です。

大規模なグローバル・ポートフォリオ全体で行動を起こすことにより、私たちは環境と私たちが事業を行う地域社会に大きな影響を与えることができるでしょう。

今回の発表に関する記事 the Wall Street Journal(英語)、ESGへの取り組みを纏めた ESGカタログを読む